これから生まれてくる赤ちゃんのために、母子手帳をもらったら歯医者さんで妊婦歯科検診を。

2024.04.3

妊娠中の方が歯周病を患っていた場合、その影響は本人だけではなく、お腹の中の赤ちゃんにまで及ぶことをご存知でしょうか？

具体的にどのような影響があるのかというと、

早産・低体重児出産のリスクが高まる

と言われています。

歯周病の妊婦さんが早産になるリスクは、口腔内が健康な状態の妊婦さんと比べて
なんと・・・

“約7倍”にもなるそうです。

歯周病をそのまま放っておくと…炎症を引き起こす菌が毛細血管を通じて血液に混じり、全身をぐるぐると巡ります。

そしてその菌が赤ちゃんのお部屋である子宮に到達すると…子宮収縮を促す刺激を与える働きをするため、その結果早産や低体重児の出産につながってしまうのです。

母子手帳にも、歯科検診の結果を記載する欄がございます。

そして草加市では母子手帳を受け取る際、同時にこちらの妊婦歯科検診専用の小さな冊子をもらえます。

妊婦歯科検診で歯医者さんを受診される際は、

を、お忘れ無くお持ちください。

（妊婦歯科検診用紙は当院にも予備がありますので、お忘れの際は受付にてお申し出ください。）

妊婦歯科検診費用は
一律 500円 となっております。

つわりや体調が落ち着きやすい妊娠4ヶ月以降や、安定期（5ヶ月〜8ヶ月頃）などに受診していただくのがおすすめです。

妊娠後期になるとお腹が大きくなってくるため、治療台のお椅子に座ったり、仰向けの姿勢になるのがつらくなることが予想されます。

今まで虫歯にも歯周病にもなったこともないし…きっと自分は大丈夫！と思われる方も中にはいらっしゃるかもしれません。

ですが、妊娠後は妊娠前と比べて、口腔内の環境が悪くなりやすくなっています。

つわりで歯ブラシが気持ち悪くしっかり磨けない…ホルモンバランスの乱れ…など、様々な悪条件が重なり歯周病や虫歯になってしまう確率が高まります。

今までは虫歯が全く無かった方でも、妊娠により体質が変わり、特に妊娠初期には虫歯になりやすいと言われています。

自分自身のためにも、これから生まれてくる赤ちゃんのためにも、是非！歯医者さんで歯科検診を行ってみてください。

赤ちゃんを【虫歯菌】に感染させないために気をつけること